電車のつり革などを消毒する社員=9日午後2時10分、JR宇都宮駅

 新型コロナウイルスの感染リスクを低減しようと、JR宇都宮駅の駅員らは9日、同駅で電車の消毒作業を実施した。

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 JR東日本大宮支社によると、在来線の電車は車両センターなどで定期的に消毒をしている。緊急事態宣言の解除後、利用客が徐々に戻る一方で、感染に対する不安の声も上がっていたという。このため社員の発案で3日から、折り返し運転の発車まで時間のある電車を対象に消毒作業を始めた。

 9日午後は、駅員や乗務員ら約20人が15両編成の電車で作業に取り組んだ。駅員らはつり革や手すり、座席を、消毒液を染み込ませた布で丁寧に拭き取ったほか、飲料水の自動販売機や券売機なども拭き上げた。

 外出自粛後、久しぶりに電車に乗ったという宇都宮市雀の宮2丁目、50代主婦は「消毒をしてくれて安心する反面、まだ気を緩めてはいけないと思えた」と話した。

 同支社サービス品質改革室の石阪淳(いしざかじゅん)室長は「お客さまへ目に見える安心を提供していきたい」と語った。