公式戦再開を信じ練習に励む選手たち=宇都宮市のみゆきがはらスイミングスクール

コーチ(左)がマスクを付け、再開したヴェルフェ矢板のスクール=矢板市のとちぎフットボールセンター

公式戦再開を信じ練習に励む選手たち=宇都宮市のみゆきがはらスイミングスクール コーチ(左)がマスクを付け、再開したヴェルフェ矢板のスクール=矢板市のとちぎフットボールセンター

 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言が解除され、1日からは県内公立小学校の通常登校も始まった。子どもたちの「日常」が戻ってきたことで、県内のスポーツチームも感染防止のガイドラインを定め続々と再始動。依然、公式戦への展望は開けてはいないが、選手たちは来るべき熱戦の舞台へ準備を進めている。

 宇都宮市のみゆきがはらスイミングスクールは5月18日から約100人のジュニア選手が再始動した。「予断を許さない状況は続いている」(粂川進(くめかわすすむ)代表取締役)と警戒は解かず、選手たちにはプール外でのマスク着用と消毒などを働き掛けている。

 水泳は8月までの公式戦中止が確定済み。県内トップ選手でもある武者秀明(むしゃひであき)(泉が丘)は「初めは体が動かなかったけれど少しずつ戻ってきた」と現状を述べ、鈴木結菜(すずきゆいな)(国本中央)は「今はタイムを戻すことをモチベーションに練習を続けている」。6年生でもある鈴木は「今年は県1位になって来春の全国大会に出場したい」と抱負を語った。

 サッカーのヴェルフェ矢板は5月中旬、市内のとちぎフットボールセンターで練習を再開した。クラブの大森崇由(おおもりたかよし)理事長は「当面は個人のスキルアップを念頭に置いて練習をしていく」と方向性を示す。

 練習初日は子どもたちが数メートル間隔で並び、接触プレーも避けて、ドリブル練習などを30分間行った。8歳以下のスクールに参加した上田来輝(うえだらいき)(氏家)は「楽しかったけど、やったことは簡単だった。早く難しいプレーを覚えたい」と本音をのぞかせた。

 宇都宮市拠点のドッジボールチーム・トライ∞(エイト)は1日から市内体育館で練習を再開。感染症対策では運営母体のとちぎYMCAが作成したガイドラインを基に換気や検温、小まめな消毒などを徹底。子どもたちの体力面も考慮に入れ、当面は激しいメニューは行わず、練習時間も短縮するという。

 仲間との再会に喜ぶ杉山綾音(すぎやまあやね)(泉が丘)は「うまい友達が多いので早く抜かせるように頑張りたい」。菱沼結斗(ひしぬまゆいと)(峰)は「もし大会ができるなら、今年こそは全国大会に行きたい」と気持ちを新たにした。