県木材業協同組合連合会(県木協連)=東泉清寿(とうせんせいじゅ)理事長=は、木塀など外構木造建築に補助を出す林野庁の外構実証型事業を活用する外構木質化対策支援事業を推進している。木塀施工の県内事例集の冊子を配布するなどして市町に森林環境譲与税配分金の活用先としての事業を提案し、県産材の新規需要開拓を図る。
林野庁の実証事業は、国産材の新たな需要先として木塀など外構木質化の普及を図るため、昨年から始まった。施工事業者に対し、木塀の場合、基礎工事を含め延長1メートル当たり3万円、上限300万円を補助した。本県から111件の申請があり、70件が採択された。