11月に初めてライトアップが実施される英国大使館別荘記念公園

 奥日光の冬場の観光振興策として、奥日光冬期活性化推進協議会(星野仁志(ほしのひとし)会長)は11月14~23日の10日間、中禅寺湖畔にある英国、イタリア両大使館別荘記念公園で初のライトアップを行う。昨年試験的に行った華厳の滝のライトアップに続き、閑散期となる冬の観光資源の一つとして期待される。多額の費用が必要となることから、同協議会は今月から、クラウドファンディング(CF)で支援金を募っている。

 地元住民や県などで組織する同協議会は、秋の紅葉シーズンを終えた冬季の観光振興策を検討している。昨年初めてライトアップを行った華厳の滝には8日間の期間中、予想を上回る延べ7514人が観覧に訪れたが、観覧者の周遊が少ないことが課題となった。

 そのため、今年本格実施する華厳の滝と同時期に両大使館をライトアップし、相乗効果を狙う。星野会長は「地域活性化のコンテンツの一つとして、周遊の流れをつくりたい。夜間に開いたことのない場所であり、日中とは違う景色や雰囲気を楽しめる」と期待を寄せる。

 ライトアップには投光器やイルミネーションの機材などで多額の費用が必要となる。300万円を目標に7月21日まで、CFを活用し個人や企業、団体に支援金を募っている。支援額に応じて、大使館の貸し切り夕景鑑賞券や地域の店舗で利用できる商品券、点灯ボタンを押す権利などのリターンを用意。県は「初めての試みであり、みんなで一緒に作り上げるプロジェクトとして多くの方に支援を頂きたい」としている。

 ライトアップ日程は、新型コロナウイルスの感染が拡大した場合、来年に延期する可能性がある。CFサイトはhttps://readyfor.jp/projects/nikko-villa。(問)県自然環境課028・623・3206