本県の小学生が体力テストで苦手なのがソフトボール投げ。2019年度の全国体力テストで、5年男子は全国最下位でした。ボール投げがうまくなるための柔軟性や筋力アップのトレーニングを2回にわたり紹介します。
肩ストレッチ
30秒×1回
(1)低めの椅子など台を用意する。
(2)床に膝を着いて、手のひらを台に乗せたら、腕の間にゆっくりと頭を入れる。頭の位置は腕の下まで下げる=写真上。
(3)30秒間、その状態をキープする。
【効果】
投げる時に必要な肩の柔軟性アップにつながる。猫背や肩こりが気になる大人にもお勧め。
膝立ち腕立て伏せ
10回×3セット
(1)膝立ちになったら、両手を床に着いて腕立て伏せの姿勢になる=写真下。手の幅は肩幅と同じ。
(2)肘を曲げて、上半身を下に2秒かけて下ろしていく。顎が床にくっつく程度まで下ろそう。
(3)1秒かけて肘を伸ばして体を元の位置に戻す。
【注意点】
・頭からお尻まで一直線になるように意識しよう。
・肘は完全に伸ばそう。
【効果】
投球に必要な肩の筋力を強化。膝が床に着くことで、子どもでも腕立て伏せがやりやすい。
(藤本千晶(ふじもとちあき)・セントラルフィットネスクラブ宇都宮トレーナー)