街なかを盛り上げた昨年の市場祭

 【宇都宮】新型コロナウイルスの感染拡大の影響で6日までに、中心市街地で毎年みこしを渡御する市場祭と宮壹祭(みやいちさい)の中止が決まった。宇都宮二荒山神社恒例の天王祭での親子みこし対面なども中止が決定しており、夏恒例のみこしの中止が相次いでいる。

 市場祭は毎年6月上旬にオリオン通り周辺で開催。市中央卸売市場の従業員や地元住民など約300人がみこしを担ぐ。今年は7日に実施する予定だった。市場神輿(みこし)事務局によると、20年以上続いており中止は初めて。

 宮壹祭は7月の第1日曜日にオリオン通り周辺で開かれる。県内のみこし愛好家らでつくる「宮壹會(みやいちかい)」が主催し、例年約400人が参加する。今年は7月5日に予定し、45回目となるはずだった。中止は初めて。7月中旬の天王祭も主要神事「親子みこし対面」と「親みこし渡御」の中止を4月に決定している。

 みこしの中止が相次ぐ一方、市場神輿会は代替事業として新型コロナの終息と地域、同市場の活性化を願う関係者向けの祈願祭を、7日に宇都宮二荒山神社で行う。事務局の外崎裕二(そとざきゆうじ)さん(52)は「みこしが中止になっても地域、市場を盛り上げたい気持ちは一緒です」と話した。