栃木刑務所の受刑者が製作した医療用ガウン=5月下旬、栃木市惣社町

 栃木刑務所(栃木市惣社町)の女性受刑者は5日までに、医療用ガウンの製作を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大防止につなげる法務省の全国的な取り組みの一環で、10月末までに約2万着を製作する予定。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 製作しているガウンは使い捨てタイプで、男女兼用サイズの不織布製。洋裁作業を行っている受刑者が5月中旬から担当しており、生地の裁断や縫製に取り組んでいる。1日最大で37人の従事を見込んでいる。出来上がったガウンは県を通じて県内の医療機関に無償提供される。

 同刑務所の伊藤隆(いとうたかし)調査官(60)は「受刑者にとって、より社会貢献の実感を持てる作業で、円滑な社会復帰の助けになる」と話している。

 法務省によると、新型コロナウイルスの感染拡大で逼迫(ひっぱく)する医療機関を支援するため、全国の42刑務所で同様の取り組みが行われている。10月末までに計約120万着の製作を目指しているという。