JR那須塩原駅近くのブリヂストン黒磯工場跡地=2019年12月10日午前、那須塩原市下中野

 JR那須塩原駅近くのブリヂストン黒磯工場跡地での太陽光発電施設(メガソーラー)建設計画を巡り、跡地の有効活用のため事業者らに事業中止を求めている那須塩原市の渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は5日、市などによる活用を断念する意向を明らかにした。同日、県がホームページ(HP)で公表した新たな浸水リスク想定区域に跡地の大半が含まれることなどが理由で、渡辺市長は「(事業中止の要望のあった市民、団体らの)期待に応えられず申し訳ない」などと述べた。

 跡地はJR那須塩原駅から南約1キロにある約35ヘクタール。同日の臨時会見で渡辺市長は、跡地の大半が近くを流れる那珂川水系の熊川の浸水リスク想定区域に含まれ「(事業の代替案として)スーパーシティー構想や官公庁の集積などを議論してきたが、リスクある土地では難しい」と説明した。