【真岡】生育不足や新型コロナウイルスの影響により、JAはが野の2020年産(19年10月~20年6月)イチゴの販売額は5月20日現在で前年同期比約10%減の90億2400万円に落ち込んだものの、近年の水準の90億円台を維持したことが5日までの同JAへの取材で分かった。出荷量も序盤は苦戦したが、前年同期比9・5%減の7504トンとなっている。天候の回復で2月から出荷量が持ち直したほか、外出自粛などに伴う首都圏の需要増に1キロ当たりの単価も昨季並みに推移したことが要因とみられる。

 同JAは昨季、単位農協として全国で初めて販売額が100億円を突破し、今季の目標販売額を「いいイチゴ」の語呂に合わせ115億円を掲げていた。目標は達成できなかったが、真岡の生産地全国1位の座は確実という。

 同JA営農部によると、主力のとちおとめの販売額は88億7600万円、スカイベリー8900万円、試験販売した「栃木i37号」5900万円。近く最終出荷して今月中旬に確定する総販売額は90億5千万円前後と見込む。

 出荷量は1月まで前年比3~5割減だったが、天候の回復とともに2月から復調。とちおとめ7392トン、スカイベリー67トンと前年同期比でそれぞれ約10%、約20%の減に抑えている。

 一方、1キロ当たりの単価はとちおとめが1201円で前年同期比3円減とほぼ変わらず、販売額を90億円台に乗せた大きな要因となった。