新型コロナ収束を願って打ち上げられた花火=1日午後8時、佐野市鉢木町(30秒間露光)

 新型コロナウイルス感染症の収束を願う花火が1日午後8時、栃木県や横浜、大阪、福岡市など全国各地で一斉に打ち上げられた。栃木県の佐野市では、75発の大輪が小雨の夜空を彩った。

 感染防止のため花火大会中止が相次ぐ中、悪疫退散を祈願し、元気や希望を届けようと全国の花火業者有志が企画。「チアアップ! 花火プロジェクト」と題して参加を募り、栃木県では11業者が名乗りを上げた。

 「3密」回避のため会場は非公表。佐野市では、毎年くずうフェスタの花火大会で盛り上がる秋山川の会場に4号玉やスターマインが突然、打ち上げられた。例年の沸き起こる歓声はなかったものの、約5分間、夜空に大輪の花が咲いた。

 打ち上げを担当した同市戸室町「大吉エンタープライズ」の吉田智保(よしだともやす)社長(53)は「あいにくの雨だったが、見た人の心が少しでも晴れやかになったらうれしい」と話した。