再開の喜びをかみしめながら巴波川を下る遊覧船=1日午前10時、栃木市湊町の巴波川

 新型コロナウイルスの影響で営業を休止していた栃木市の巴波(うずま)川の遊覧船が1日、約3カ月ぶりに運航を再開した。市中心部を流れる川と、川沿いの蔵の街並みに久しぶりに船頭唄が響いた。

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 遊覧船はNPO法人「蔵の街遊覧船」が運営している。昨年10月の台風19号以降、工事などで断続的に運航できない状態が続き、新型コロナの影響で予約キャンセルが相次いだため3月から休止していた。

 感染防止策として、乗船定員を22人から10人程度に減らすなどして再開。この日は午前10時、関係者ら7人が最初に乗船した。マスク姿の船頭マネージャー中村明雄(なかむらあきお)さん(62)が「船が出るぞ」と声を掛けると、7人が「おー」と拳を上げて応え、ゆっくりと出発した。

 遊覧船は、幸来(こうらい)橋と瀬戸河原公園間の約300メートル区間を20分ほどで往復する。平常時は船頭が歌う「栃木河岸船頭唄」は、録音を流して対応する。中村さんは「(再開は)うれしい。お客さまに楽しんでもらえるよう、一から頑張りたい」と意気込んだ。