インストラクター(手前)とともに今季初のSUPを楽しむ客ら

那須サファリパークで車に近づく象(許可を得て撮影しています)

インストラクター(手前)とともに今季初のSUPを楽しむ客ら 那須サファリパークで車に近づく象(許可を得て撮影しています)

 【那須】国の緊急事態宣言の全面解除などを受けて、高久乙の那須サファリパークや、豊原乙の「矢の目ダム」を利用した水上スポーツ「スタンドアップパドルボード(SUP)」が30日、営業再開した。感染防止策を工夫しながら、観光施設には少しずつ笑顔が戻り始めている。

 アウトドアイベント企画会社「Spesアクティビティ那須」が運営するSUP体験ツアーは、サーフボードのような板に乗ってパドルを漕ぎながらダム湖を散歩する。約1カ月遅れでの今季初営業となった。

 1回のツアーの人数を抑え、時間も30分短縮。受付では検温とセルフチェックシートを記入してもらう。貸し出す用具や付近の公共トイレなどアルコール消毒も徹底した。

 例年は県外からの参加が7割だが、地元からの参加も呼び掛けている。同社の君島(きみじま)つぎみ社長(58)は「県外に出なくても、地元にこんな楽しいことがあると再発見してほしい」。友人家族と初参加した県内の女子大学生(23)は「ずっと家で勉強漬けだったので、いい気分転換。友だちとまた来たい」と笑顔を見せた。

 那須サファリパークは53日ぶりの営業再開。家族連れなどが車越しに動物たちを眺めた。当面はマイカーや同園のレンタカーで敷地内を周回する「ドライブスルーサファリ」を中心に営業。売店には飛沫(ひまつ)感染防止用シートを設置し、レンタカーを消毒するスタッフも増員した。

 塩谷町から来た女性(48)は「一頭一頭個性があり面白い」と夢中でカメラを構えていた。

 初日の来客者数は前年同時期に比べ7割程度だが、想定より客足が伸びたという。同園の広報、内海一秀(うつみかずひで)さん(48)は「まず県内の人に来てもらい、段階的に来場者数を増やし、元のにぎわいまで戻したい」と話す。