プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ主催の「オンライントークショー」が28日夜、行われた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、オンライン会議システム「Zoom」を使用した。成瀬善久投手兼投手コーチ、ルーキーの大貫礼央、宇賀神聖の両内野手が参加した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でBCリーグは2020シーズン開幕が大幅に遅れている。一方、本県の緊急事態宣言解除を受け、栃木GBは5月20日にチーム練習を再開。シーズン開幕に向け準備を進めている。トークショーでは3選手が近況や自粛中の生活などを率直に語った。またファンからツイッターで募ったテーマについても語り合った。

齋藤泰行・文

トークでGBロス解消を

 

「オンライントークショー」はBCリーグが「オンライン上で少しでも『BCリーグロス』、『栃木GBロス』を解消し、20年シーズンをより楽しんでほしい」との趣旨で企画した。5月17日から30日まで同リーグの球団がそれぞれ開催。このトークショーの収益はシーズン公式戦の運営費に充てられる。MCはフリーアナウンサーの高村麻代さんが務めた。

 トークショーは午後8時に開催。自己紹介や野球を始めたきっかけについて3人が語った後、それぞれが野球人生のエピソードについて披露した。成瀬は、2010年、当時在籍していた千葉ロッテマリーンズが、「史上最大の下剋上」を合言葉に日本シリーズを制した時のエピソードを語った。

 「ファーストステージ第1戦から中4日で勝って、最終戦の第6戦も中4日で登板し完封勝利しました。地獄のようでしたけど、ハイになってましたね。ビールかけの時に全身がつりました。ビールを振りかけようと思ってもつってて振れないんですよ」などと語った。そのエピソードを驚いた表情で聞いていた宇賀神、大貫の新人2人が「全身をつるっていう経験はないです」というと、成瀬は「今の練習はきつくないってこと?飯原さん(誉士選手兼ヘッドコーチ)に言っておきます」と返し、笑いを誘った。

「模範解答」の宇工コンビ

 宇賀神、大貫の二人は宇都宮工業高野球部出身で二遊間を守っていた仲。お互いの印象について問われると、大貫は「ずっと二遊間を組んでいたので信頼できます」、宇賀神は「言いたいことを言えるのでやりやすいです」との模範解答。これに対し、「こういうところはどうなの?っていう部分はないですか」と追加質問されると、宇賀神は「結構うるさい時があります」、大貫は「野球のやりすぎです」と本音トークを披露した。2人について問われた成瀬は「最初は敬語だったのに、最近では『ウイッす』とか言って結構、軽く接してきます」とジョークを飛ばした。

 「ステイホーム」期間中の「マイブーム」についての質問に、大貫は「アマゾンプライムビデオを見ています。『ワイルドスピード』を全シリーズ見ました」。宇賀神は「けん玉をやっています。(けん先に)刺せるようにまでなりました」と答えると「ぜひ見たい」との声が一般参加者からも寄せられた。成瀬は「娘のジグソーパズルをやったり、インスタグラムを始めたりしました」と語った。

 BCリーグの開幕に向けて、大貫は「少しでも成長し試合に出られるようになりたい」、宇賀神は「結果はどうなるか分からないが全力でプレーする」と抱負を語った。最後に成瀬が「きょうはファンの皆さん、オンライントークを聞いてくれてありがとうございます。コーチとして一人でも多くNPB(日本野球機構)に送り込み、僕自身もパフォーマンスを高めていきたい」と締めくくった。