外出自粛で売り上げに影響が出たガソリンスタンド。価格の上昇を不安視する=27日午後、宇都宮市越戸町

 レギュラーガソリンの価格が、徐々に上がっている。新型コロナウイルスの感染拡大による需要急減などで価格は一度下がっていたが、経済活動の再開を受けて上昇に転じた。「すぐに販売価格を上げられない」「買い控えが起きるかも」-。県内のガソリンスタンド(GS)は外出自粛による売り上げ減に苦しむ中、ガソリン価格の上昇でさらに頭を悩ませている。

 経済産業省資源エネルギー庁によると、県内のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格は1月20日時点で150円60銭だったが、新型コロナの影響により、15週連続で下落。5月11日には121円50銭まで下がった。県石油商業組合によると、外出自粛要請の影響でガソリンの消費量が落ち込んだため、販売価格も下がったという。

 その後、緊急事態宣言の解除など経済活動が徐々に再開されたことを受けて、価格が上がり始めた。今月25日は前週より1円60銭高い126円10銭で、2週連続の値上がりとなった。

 同組合によると、今後も価格は徐々に上がる見込み。同組合の村上芳弘(むらかみよしひろ)理事長は「価格が上がっても、他店との競争が激しく、簡単には値上げをできない」と明かす。「一気に経済が回復するわけではない。売り上げが厳しい状態は続きそうだ」