新型コロナウイルスの経済対策で国民に一律10万円が支給される「特別定額給付金」の栃木県日光市の給付率が、29日時点で約85.1%に達した。

 市総合政策課によると、給付対象は3万6674世帯。12日に申請書発送を開始し、18日に口座への振り込みを始めた。29日時点の申請済み世帯は対象の9割を超える3万3248世帯で、3万1203世帯に給付した。

 給付が進んだ要因の一つが、支給に特化した独自システム。全庁的態勢で職員が誰でも入力できる簡易システムを構築し、ピーク時は連日50人以上で申請書の確認、入力を進めた。金融機関や郵便局などの協力を得て、申請書発送から1週間程度で給付する。書類の誤記入などがあっても予定通り振り込めるよう対処している。

 申請期限は8月20日。未申請は現在約3400世帯で、障害のある人や1人暮らしの高齢者ら手続きが困難とみられる人には個別対応していく考え。システムを手掛けた同課の鈴木和仁(すずきかずひと)課長(55)は「手続きが困難な人をいかに見極めていくかが今後の課題。適切に対応していく」と話す。