復旧して起動したポンプ近くで業者の説明を聞く入野理事長(右)

操作盤のボタンを押してポンプを起動する入野理事長

復旧して起動したポンプ近くで業者の説明を聞く入野理事長(右) 操作盤のボタンを押してポンプを起動する入野理事長

 【市貝】昨年10月の台風19号による大雨で被災し稼働停止していた芳賀台地土地改良区が運用する那須烏山市森田の森田揚水機場で28日、ポンプ2台が復旧、塩田の塩田調整池(芳那の水晶湖)へ農業用水となる水の送水を始めた。

 復旧したのは、大小4台あるポンプのうち小さい350ミリ口径のポンプ2台。荒川の氾濫でポンプ室が水没、500ミリ口径のポンプ2台とともに稼働できなくなっていた。同時に被災した隣接する取水施設の森田頭首工とともに、国の災害復旧補助事業で計約4億円かけて修繕が進められてきた。

 同土地改良区理事長の入野正明(いりのまさあき)町長や関係者らが午前9時半過ぎ、同所に集まって業者から工事の概要と進捗(しんちょく)状況の説明を聞き、入野理事長が操作盤のボタンを押してポンプを起動した。

 入野理事長は「今年の耕作は無理かと一時思われた。秋の実りを迎えられそうだ」と復旧を喜んだ。残る2台のポンプも6月末までに修繕を完了する。

 水は同日現在貯水率42%となっている2・5キロ先の塩田調整池に送られ、芳賀郡4町と那須烏山市の水田や畑のかんがいに使われる