最新鋭の機器でデモンストレーションを披露する選手たち=29日午前、宇都宮市西川田4丁目

 2022年の栃木国体に向け、栃木県アスリートの育成・強化を図る「とちぎスポーツ医科学センター」の開所式が29日、宇都宮市西川田4丁目の同所で行われ、福田富一(ふくだとみかず)知事ら関係者約50人が本県の競技力向上拠点のオープンを祝った。

 カンセキスタジアムとちぎ(県総合運動公園陸上競技場)内に設置された同センターは、延べ床面積613.5平方メートルでスタジアムの南東側エリアを活用。体力測定を行う「パフォーマンスルーム」には、下肢全体の脚伸展パワーを計測するDDシステムや全身21部位の長さや太さを測定できるスタイクなど最新鋭の機器を置いた。またリハビリテーションなどを行う「コンディショニングルーム」や心理・栄養相談ができる「カウンセリングルーム」、ミーティングなどに使う「アスリートルーム」、医事相談を行う「メディカルルーム」も設けた。

 同センターは県スポーツ協会が管理・運営を行い、測定員など約10人が常駐。利用項目によって数百円~数千円の料金が設定され、電話やホームページで申し込みを受け付ける。当面は国体・障害者スポーツ大会候補選手などの利用が優先されるが、空き状況に応じて一般にも開放される。

 式典で福田知事は「本県のアスリートたちが国体はもちろん、五輪やパラリンピックなど世界で活躍することを念願している」とあいさつ。その後、県スポーツ専門員の貝原涼太(かいはらりょうた)(自転車)、菊池麻美(きくちまみ)(ハンドボール)、ジェンディ今夢(いまむ)(重量挙げ)の3選手がデモンストレーションを披露した。

 池田達昭(いけだたつあき)センター長は「まずは国体に向けた利用になるが、集まってくるデータを子どもの体力作りや健康寿命の延伸などにも応用していきたい」と幅広く活用する考えを示した。