独自県大会の開催を決めた県高野連理事会=28日午後2時、宇都宮工業高

 新型コロナウイルスの影響で中止となった全国高校野球選手権栃木大会を受け、本県独自の公式戦開催を28日に決めた県高野連。臨時理事会終了後、宇都宮工高で記者会見した藤田光明(ふじたみつあき)理事長は「社会や休校の状況を見ながら、何とか3年生を救済できないかと審議した」と決定までの経緯を説明。6月16日の運営委員会までには詳細を決めるとし、「安全第一でできるものを用意したい」と万全の準備を整えることを誓った。

 日程は選手の練習時間確保と学業に支障を来さないため、7月18日~8月2日の土日と祝日の計8日間で開催と決定。実施方法は「参加校数を見て今後検討する」とし、トーナメント形式以外にもリーグ戦や各校1試合のみなどの優勝校が出ない選択肢も挙げた。開会式は行わず、組み合わせ抽選会の実施は決まっていない。

 球場は既に確保している県営、清原、とちぎ木の花スタジアム(栃木市営)を想定している。例年は1日2、3試合を行っていたが、「試合入れ替えの間隔やベンチの消毒を考慮し、1日2試合程度の実施も想定している」と説明した。

 各試合は日本高野連が作成した実施要項に沿って、無観客での実施を決定。1試合のイニング数は未定。選手の家族やベンチに入れなかった3年生部員などがスタンドに入場できるのかなどは今後検討する。

 県高野連は今後、加盟各校に文書を発送して出場の有無を確認。6月16日に行われる運営委員会までに実施方法などを決める方針。藤田理事長は「直前まで安全確保ができなければ、中止の選択肢も考えなければ」と選手の安全第一を強調していた。