疫病退散を願い、無観客での護摩焚きと花火の打ち上げを企画する主催者ら

 【大田原】新型コロナウイルスの感染拡大防止を願い、護摩法要と花火の打ち上げを行う催し「那須野が原復興護摩・花火」が6月1日、佐良土の光丸山法輪寺などで開かれる。市民ら有志が企画し、市内外の10寺社でつくる八溝山麓十宝霊場会の住職や宮司らが法要を行う。「3密」回避のため無観客で実施するが、ライブ映像をネットで配信し、自宅などで一緒に疫病退散を祈願してもらう。

 この催しは、コーヒーを通じたイベントで地域活性化を図る「大田原コーヒーピクニック」実行委員で、浅香5丁目のカフェレストラン「クローバー・ボヌール」の統括支配人佐々木豊(ささきゆたか)さん(54)が発案。花火が慰霊や無病息災を願う儀式として始まったという起源を知り、「『コロナ疲れ』した人々を花火で元気づけたい」と、仏に祈りをささげる儀礼である護摩法要と合わせて行うことにした。

 当日は午後6時半から、同寺大日堂で護摩法要を執り行う。同霊場会の8寺社と、近隣の2寺の住職や宮司らが護摩を焚(た)き、真言を唱えて疫病退散や天下泰平を祈願する。その後、同7時半から同寺付近で約40発の花火を90秒間打ち上げる。

 無観客実施のため、市地域おこし協力隊員の芹江匡晋(せりえまさあき)さん(37)らが法要と花火の様子を撮影し、インターネットでライブ配信する。フェイスブックかインスタグラムで「芹江匡晋」を検索し、それぞれ芹江さんのアカウントから映像を見ることができる。

 同霊場会事務局・威徳院(湯津上)の青龍寺弘範(しょうりゅうじこうはん)住職(57)は「コロナ収束への願いを一つに、皆さんも家の中で参加してほしい。催しを見て少しでも明るい気持ちになり、今後も前向きに感染予防に努めてもらえれば」と話している。