【栃木】新型コロナウイルスの感染防止のため、市は28日、1市3町の合併から今年で10年を迎えたことを記念して開催を予定していた市民参加型ミュージカルを中止すると発表した。毎年6月中旬~7月上旬に開催している「とちぎあじさいまつり」も中止する。

 ミュージカルは12月19、20日、市栃木文化会館で上演が予定されていた。演目は「忘れがたき故郷とちぎ~集団疎開学童物語」。今年が戦後75年でもあるため、あらためて平和を考える機会にする狙いもあったという。

 1月に出演希望者の募集を始め、既に49人が出演を希望していたが、市の担当者は「(演技での)飛沫(ひまつ)や接触が避けられない」と中止の理由を説明する。出演希望者には26日、中止を知らせる文書を郵送した。

 とちぎあじさいまつりは、平井町の太平山県立自然公園のあじさい坂で行われる予定だったが、道幅が狭く混雑することから、感染リスクが高いと判断。例年開催していたボランティアによる観光案内やイベントなども全て中止する。6月中旬の開花に向けて、あじさい坂周辺に3密回避などを求める注意喚起の看板や張り紙などを増設する予定。