隣教室で行っている授業をプロジェクターで映し出して実施したサテライト授業

 【さくら】分散登校が始まった喜連川中で、「3密」回避のためにタブレットなどを活用したサテライト授業が行われている。クラスを二つに分け、半数の生徒が別教室でプロジェクターを見ながら授業に参加する形式。背景には、同校が市のICT教育推進指定校として研究に取り組んだ実績がある。27日には、2年生の国語の授業が行われた。

 同校は6月の学校再開前に25、27、29の3日間、分散登校を実施。1時限30分の授業を各日3時限行っている。登校は学年別ではなく組別で、各学年のフロアで生じる密を避けようと気を配る。

 初めての試みとなるサテライト授業は、分散登校時の一時的な対応として、2年生の国語の授業に導入した。授業を複数の教室に分散した中で行う場合、通常は教諭の人数が必要となるが、サテライト授業は1人でできるメリットがある。

 この日の授業は、2年3組の生徒26人が13人ずつに分かれて、自教室と隣の教室を使用。学年主任の飯山理子(いいやまさとこ)教諭が3組の教室でタブレットを前に授業を進めた。

 隣室に設けたプロジェクター用の電子黒板には、飯山教諭の音声と共に授業内容が映し出された。タブレットを介して、教諭が生徒の様子を確認するなど双方向のやりとりもあった。生徒からの質問があれば、答えることも可能という。

 横須賀好市(よこすかこういち校長は「仮に新型コロナが続くのであれば、今回のようなサテライト授業も一つのやり方としては有効かもしれない」と話した。

 同校は昨年度までに、116台のタブレットを導入した。国語や理科、体育などで役立てているという。