鈴木さんの手に消毒液を出す4歳のくぅちゃん

ライブ配信しているサルの赤ちゃんの様子の一部

鈴木さんの手に消毒液を出す4歳のくぅちゃん ライブ配信しているサルの赤ちゃんの様子の一部

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で休業が続いている栃木県日光市柄倉(からくら)のテーマパーク「日光さる軍団」を運営するおさるランドはこのほど、施設存続のための支援金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。30日の再開に向け、新たなショーや感染対策の準備も進めている。

 さる軍団は3月以降、営業を縮小。出張公演も減り、緊急事態宣言後の4月中旬からは休業を余儀なくされている。損害は5千万円に上るという。

 軍団には約30人の芸人、スタッフと芸をするサルや保護したサルが約70匹いる。収入が途絶え、サルの食費や医療費、施設管理費などの捻出に苦慮しており、今月18日にCFを開始した。3千円から募っている。支援の種類によっては、支援者へのお返しとなるリターンも用意した。

 休業以降、動画投稿サイト「ユーチューブ」で劇場のパフォーマンスや1歳のサルたちの様子をライブ配信している。さる芸士で調教師の鈴木(すずき)ゆりあさん(41)は「来られない方に元気を届け、心が癒やされれば」と話す。 再開に向け、感染防止策も急ぐ。サルの赤ちゃんとの触れ合いは当面見送り、劇場の密閉などを避けるための対策を取る。屋外で楽しめる新たなイリュージョンショーなども企画中だ。

 施設は2013年に閉園、15年に日光さる軍団として復活した。運営は一時厳しい状況が続いたが、誘客の取り組みを進め来場者を増やしてきた。同軍団の村崎太郎(むらさきたろう)校長(59)は「苦しい時を乗り越え、一丸となって守ってきた。日本の伝統芸能の存続・継承を目指し、これからも日光さる軍団であり続けていきたい」とコメント。支援金なども受け付けている。詳しくはホームページへ。