県立学校の部活動再開のポイント

 県立学校が6月1日から通常登校となるのを前に、栃木県教育委員会は26日、学校向けに作成した部活動を実施する上での安全対策マニュアルを発表した。運動部については「体が接触する練習は行わない」など、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために配慮すべきポイントを示すとともに競技別の具体的な活動内容も例示した。

 マニュアルは県教委が2018年9月に決定したガイドライン「県運動部活動の在り方に関する方針」を基本に感染予防策を新たに提示。部活動の再開に向けて改めて指針を示した。

 運動部の活動再開にあたっては施設の換気や手洗い、用具の消毒を行うよう要請。指導者は原則としてマスクを着用し、生徒の健康状態を把握した上で発熱など風邪の症状が見られるときは休養させることを求めた。生徒にマスクの着用は義務付けない代わりに、感染リスクを避けるため他の生徒との距離を2メートル以上空けることとした。

 活動内容では各競技に共通する注意点として「集団でのランニングを避ける」「準備運動は1人で行う」「密着、近接して行う練習は避ける」「集合する際は前後左右の間隔を2メートル以上空ける」などを要請。当面は対外試合や合宿なども控えるよう求め、情報通信技術(ICT)を活用して技術を深めることも推奨した。

 競技別の活動例としては、体が接触する機会が多いサッカーやラグビー、バスケットボールなどは互いに距離を取ったパス練習やシュート練習、近距離での練習が避けられない柔道や剣道も体さばきや素振りなど個人でできる練習にとどめるよう求めた。

 県スポーツ振興課は「一つの目安として活用してもらい、生徒の安全に考慮して再開してもらいたい」と話した。