新型コロナウイルス感染拡大を受け、ドライブスルー方式で検体を採取する栃木県内初の宇都宮市PCR検査センターは、本格稼働から25日までの1週間で53件の検体を取った。1日の採取目安としていた12件を上回る日もあり、検査の効率向上が図られている。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 19~25日の市の検査数は134件となった。うちドライブスルー方式で採取した検体は全体の53件で40%に当たる。最も多かったのは20日の16件、次いで24日の13件だった。

 症状のある人から相談を受け付けた市保健所は特定医療機関に置かれた帰国者・接触者外来を紹介し、そこが検体を採取。加えて同センターが設置された。市衛生環境試験所が検査している。

 市によると同外来での採取は感染リスクに配慮し、医師が対象者1人ごとに防護服などを取り換え、室内消毒、換気を徹底するといった負担が大きい。1人の診察、検査に数時間かかるという。

 ドライブスルー方式なら、対象者は車に乗ったままで、屋外に立った医師が窓越しに検体を採取。手袋だけの交換で次の対象者に対応でき、1人に要する時間は10分ほどという。

 同センターには、一般医療機関が市保健所を通さなくても、検査を依頼できる。こうした依頼が25件を占めており、市担当者は、検査体制の円滑化につながったとみている。