県対策本部会議後に記者会見する福田知事=26日午後、県庁

外出自粛の段階的緩和の目安

県対策本部会議後に記者会見する福田知事=26日午後、県庁 外出自粛の段階的緩和の目安

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が全面解除されたことを受け、栃木県は26日、対策本部会議を開き、外出自粛やイベント開催制限などを段階的に緩和することを決めた。6月1日以降は、県境をまたぐ移動も容認する。観光振興は県内で徐々に本格化させ、イベント規模は段階的に拡大する方針。

 段階的な緩和に当たり、今月31日までをステップ0、6月1~18日をステップ1、19日~7月9日をステップ2、7月10日からをステップ3とした。

 ステップ1で県境をまたぐ移動を認める。ただ、全面解除となった25日時点で特定警戒都道県だった北海道、東京都、埼玉、千葉、神奈川県への移動については慎重な判断を求める。

 観光振興については、ステップ0~1で県内観光の振興に取り組み、ステップ2では県外からの人の呼び込みも行う。6月中旬以降、県民に県内旅行を促す「県民一家族一旅行」運動と土日の有料道路無料化をセットで実施する方針という。

 イベント開催時の人数上限は、地域の感染状況などを見ながら緩和する。ステップ1では屋内100人、屋外200人を上限とし、ステップ3ではいずれも5千人まで引き上げる。ただし収容率は50%以内とし、感染拡大の兆候があった場合は延期や中止、無観客化の要請などを行う。

 会議後の記者会見で福田富一(ふくだとみかず)知事は「社会経済活動が本格化するが、感染の可能性はゼロではない。今後も県民に安心してもらえるよう取り組む」と述べた。