特設ステージを設営し行われたリハーサルの様子

 【宇都宮】本県ゆかりの音楽家の演奏会を車に乗ったままで楽しむ「ドライブインコンサート」が6月6日、下荒針町の宇都宮短大長坂キャンパスで初めて開かれる。特設ステージを前に車内のFMラジオで演奏を鑑賞する様式。新型コロナウイルス感染防止へ「3密」を避けながら、来場者と演奏家が一体感を感じられるよう演出を工夫する。

 演奏会は、県楽友協会や県交響楽団などで構成する「とちぎWEB演奏会実行委員会」を中心に企画する。出演は市出身のエレクトーン奏者倉沢大樹(くらさわだいじゅ)さんら7人。1時間半余のステージで、クラシックやポップスなどさまざまなジャンルの曲を披露する。

 3密を避けながらも来場者の反応が分かるよう、拍手代わりにハザードランプの点灯を促す。入場の際には、メッセージが送れる専用QRコードも配布する。

 実行委は、新型コロナの影響で出演の場が減った音楽家のために演奏の機会を設けようと、4月下旬に発足。県ゆかりの音楽家による演奏とメッセージを集め、オンラインで動画配信を始めた。演奏家からは新しい発信方法として受け入れられる一方、「観客からの反応がないのは寂しい」という声もあった

 18日に行われたリハーサルに参加した市出身のピアニスト阿久澤政行(あくざわまさゆき)さん(36)とソプラノ歌手鎌田亮子(かまたりょうこ)さん(34)は「新しい様式の演奏会でどんな化学反応が起こるか楽しみ」と話した。

 午後6時半開場。雨天時は7日に順延。入場料は乗用車1台につき前売り1500円、当日1800円。実行委ホームページなどから申し込む。80台が入場可能。当日はワゴン車などに限定。(問)わいわいボックス事務局028・638・0511。