企業売上高、キヤノンメディカル1位 売上減も4年連続 16年度の栃木県内 景気回復、地方まで波及せず

 東京商工リサーチ宇都宮支店は23日までに、県内に本社や本社機能がある企業を対象にした2016年度売上高ランキングを発表した。4日に東芝メディカルシステムズから社名変更した医療機器製造販売のキヤノンメディカルシステムズ(大田原市)が2816億8700万円で、4年連続のトップとなった。上位1千社の売上高合計は前年度比3・7%減の5兆4034億円と3年連続で減少し、過去10年間で最少となった。同支店の担当者は「景気回復が地方まで波及しておらず、伸び悩んだ企業が多かったようだ」と説明している。

 16年4月~17年3月の売上高を対象に、上位1千社をまとめた。上位10社の総売上高は0・6%減の1兆4934億1200万円で、7社が減収となった。

 上位10社のうち9社は前年度と同じ顔ぶれだった。X線画像診断装置で国内シェアトップのキヤノンメディカルシステムズは中国やロシアなどの経済停滞などで減収となった。2年連続2位のカワチ薬品(小山市)は北関東や東北にメガドラッグストアや調剤併設型ドラッグストアを積極出店し増収だった。家電量販店のコジマ(宇都宮市)はビックカメラとのシナジー(相乗)効果で増収を確保し、3位を堅持した。

 前年度13位だった福田屋百貨店(宇都宮市)は夏場の天候不順や暖冬で季節商品の売れ行きが鈍り減収となったが、他の企業より減収幅が小さく10位にランクアップした。