県が2018年から建て替え工事を進めていた小山市福良の県紬(つむぎ)織物技術支援センターが完成し、オープニングセレモニーが25日、同所で行われた。糸つむぎから機織りまで結城紬の全工程が行えるほか、最新の実験機器を備えている。県は同センターを拠点に、後継者不足などの危機に直面する結城紬の産業振興にさらに注力していく。
建て替え前の同センターは1972年完成で、老朽化が著しかった。県は国の地方創生拠点整備交付金を活用して18年、建て替えに着手し、今年3月末に完成した。総事業費は約6億3千万円(外構工事除く)。