プロジェクトに参加する13蔵元の清酒=25日午後、宇都宮市本町

13蔵元の商品とプロジェクトのポスター=25日午後、宇都宮市

プロジェクトに参加する13蔵元の清酒=25日午後、宇都宮市本町 13蔵元の商品とプロジェクトのポスター=25日午後、宇都宮市

 県内13社の清酒蔵元が地酒の地産地消を喚起する実行委員会を立ち上げ、6月1日から「つながる地酒プロジェクト」をスタートさせる。「本県の文化」と「栃木らしさ」でもある地酒を消費してもらうことで、それを形成する酒蔵や飲食店、酒販店、酒米を作る農家など、地酒を支える多くの関係者への支援につなげる考えだ。

 実行委によると、新型コロナウイルス感染症で多くの業界が影響を受け、県内清酒需要もほぼ半減している。通常営業できない飲食店をはじめ、飲食店に清酒を卸す酒販店や酒蔵、酒米農家まで打撃を受けている。

 このままでは栃木らしさを担う飲食や観光、イベントに関わる中小企業、個人事業主が衰退し、「地域のよさが失われることになりかねない」(プロジェクトを主導する河野道大(こうのみちひろ)惣誉酒造専務)と危機感を募らせる。

 プロジェクトでは「美味(おい)しい地酒は、ひとの心をつなぐ」「地酒を呑(の)めば、栃木の元気につながる」を掲げ、県産地酒の飲食店テークアウトや酒販店での購入を促す。河野専務は「地酒は人と人をつなぎ、農家、酒蔵、酒販店、飲食店という一つの軸でつながっている。皆さんの支援をお願いしたい」と呼び掛ける。

 酒販店など県内各所にポスターを掲示するほか、13蔵元の地酒の商品瓶には、共通の下げ札、シールを付け、1本につき10円を県に寄付する。

 情報発信のため、25日には実行委の特設ホームページを開設した。

 参加蔵元は次の通り。

 池島酒造、天鷹酒造、渡辺酒造(大田原市)、井上清吉商店(宇都宮市)、片山酒造、渡辺佐平商店(日光市)、小島酒造店(塩谷町)、島崎酒造(那須烏山市)、第一酒造(佐野市)、辻善兵衛商店(真岡市)、外池酒造店(益子町)、森戸酒造(矢板市)、惣誉酒造(市貝町)