教育現場で新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るため、真岡市は市内の小中学校計23校に体表温度を瞬時に測定できるサーマルカメラを設置する方針を決めた。6月定例市議会で購入費約2千万円などを計上した本年度一般会計補正予算案が可決され次第、6月中の全校設置を目指す。

 県内でもサーマルカメラを庁舎に配置した市町はあるが、真岡市によると小中全校にセットするのは初めて。石坂真一(いしざかしんいち)市長が25日の定例記者会見で明らかにした。

 市などによると、設置するサーマルカメラはスタンド(三脚)型で、設定した温度を超えると音声と画像で警告する。最大20人程度を接触せずに検温することが可能という。学校の昇降口などに置き、発熱の疑いのある児童生徒を迅速に検知した上で、保健室で体温測定を行い対応する。

 6月から通常登校が予定されていることから、児童生徒の安全を確保する点から導入を決定。また災害発生時の避難所などでの活用も考慮し、固定式ではなく可動式のタイプを購入することにした。

 石坂市長は「(感染拡大の)第2波、第3波も警戒しなくてはいけない。夏を過ぎると、インフルエンザも出てくる。保護者の皆さんも安心して登校させられると思う」と話した。