フードバンクあしかがの高沢代表(中央)とメンバー

 【足利】家庭や企業などから食料品を募り、市内を中心に生活が苦しい人たちに無償で提供する団体「フードバンクあしかが」がこのほど発足し、食料品の寄付など支援の受け付けを始めている。新型コロナウイルス感染症の影響で、生活に困る市民は増えているという。相談を受けた際には、内容に応じて市など公的機関につなぐ役割も果たしたい考えだ。

 フードバンクはまだ食べられるのに捨てられてしまう食品の寄付を受け、食べ物に困る人や福祉施設などに届ける活動をする団体。県内では宇都宮など数カ所ですでに取り組まれている。

 フードバンクあしかがは市内の「子ども食堂 魔女の台所」のメンバーらが4月に設立。メンバーの高沢友佳里(たかざわゆかり)さん(49)が代表に就いた。その後、市の担当者から「新型コロナの影響で明日食べるものがない家庭も出てきている。すぐに提供できる食材がないか」との相談もあり、前倒しで本格活動を始めていた。

 23日には臨時開催した子ども食堂の一角で、家庭などで余っている食品を寄付してもらう「フードドライブ」を実施。米や乾麺、調味料、缶詰などの寄付品が数多く集まり、同日から希望者への配布を始めた。

 食料などの備蓄倉庫は活動に賛同した企業から無償で借りることができた。市や地域包括支援センター、民生委員らとも連携することで、食事面以外の生活のケアにもつなげたいという。高沢代表は「どこに支援を求めていいのか分からないという人も多いので、まずは気軽に利用してほしい」と話している。

 同フードバンクは活動資金や食品の寄付を募集している。寄付の受け付けや支援の相談、申請は電話かメールで受け付ける。

 (問)高沢代表090・6948・8389(午前9時~午後4時)。メールfoodbank.ashikaga@gmail.com