4選を果たし、支持者と万歳する佐藤信氏(中央)=24日午後10時45分、鹿沼市石橋町の選挙事務所

 任期満了に伴う鹿沼市長選は24日投票が行われ、無所属の現職佐藤信(さとうしん)氏(73)が、元国会議員政策秘書で無所属の新人石下友彦(いしげともひこ)氏(47)=自民、公明推薦=を4223票差で退け4選を果たした。投票率は55.59%。新型コロナウイルス感染拡大の影響で投票率の低下が懸念されたが、前回(54.04%)を1.55ポイント上回った。

◆鹿沼市長選開票結果

 佐藤氏は財政の健全化など3期12年の実績と、4期目を総仕上げとして市政の継続を訴え、一騎打ちを制した。石下氏は災害復旧のスピード化、新型コロナ対策、若さなどを訴えたが及ばなかった。

 選挙戦の構図が決まったのは3月末。12年ぶりの一騎打ちは短期決戦、さらに新型コロナの影響で集会などが開けない異例の選挙戦となった。

 午後10時45分、同市石橋町の佐藤氏の選挙事務所は、当選の一報が入ると会場を埋めた支持者から「勝った。勝った」という声とともに大きな拍手が湧き起こった。佐藤氏らは満面の笑みを浮かべ万歳三唱を行った。

 佐藤氏は「皆さんの熱い応援で4選を果たすことができた。大変厳しい選挙だったが、政策を見極めて皆さんが理解してくれた。大変ありがとうございます。今後、4年間、総仕上げとして精いっぱい頑張る」と決意表明した。

 一方、同市上殿町の石下氏の選挙事務所では敗戦の報に支持者がうなだれた。石下氏は午後10時45分ごろ、「私の力不足。申し訳ない。立候補したことでもう一つの選択肢を示せたのは良かった。この選挙を糧に一回り二回り大きくなって、また戻ってきたい」と敗戦の弁を述べた。