業務の合間を縫ってブログの原稿を書く教員

 【那須塩原】新型コロナウイルスの影響で休校が続く中、厚崎中の教員らは子どもたちを元気づけようと同校ホームページ(HP)で“絆”ブログを平日毎日更新している。池田和彦(いけだかずひこ)校長(59)が「時間的な距離が生まれる中でも絆を保ちたい」と発案し、生徒や保護者の励みになっている。5月いっぱい継続し、6月以降は活気が戻った校内の様子を発信する予定だ。

 ブログは4月20日に始まり、教員らが日替わりのリレー形式で掲載している。「今できること」として自宅の過ごし方を紹介したり、日々の生活で発見したことをつづったりして遊び心もちりばめる。それぞれ個性あふれる内容で、学校再開に向けた教員の自己紹介にもなる。「中学校生活がどのようなものなのか分からず不安」という新入生の保護者の声にも応え、4月末には部活動紹介も始めた。

 2年担任の福田玲奈(ふくだれな)教諭(36)は「あるお母さんから『ストレスでイライラしていたうちの子が、先生のブログを見て自然と笑っていた』と聞き、うれしかった」と話す。不安を抱える3年生からは「元気と勇気をもらった」という感想も寄せられた。

 今月21日には分散登校が始まり、6月1日からは通常授業になる。池田校長は「休校中の明るい話題になり、先生たちの自信にもつながった」とブログ活動を振り返り、「これからは地域の人へ向けて子どもたちの元気な様子を伝えたい」と語った。

 市小中学校長会長を務める池田校長の呼び掛けもあり、他の小中学校でもHP活用の動きが広がっている。各校は休校中の学校の様子や教員らの思いを学級便りや動画などで工夫しながら届けている。