県は21日、4月の時間外勤務が「過労死ライン」とされる80時間を超えた職員(管理職除く)が10人いたと明らかにした。全て新型コロナウイルス感染症対策の業務に従事する職員だった。100時間を超えた職員も2人おり、最長は104時間だった。県は職員の健康状態などを注視している。

 80時間を超えた職員は県保健福祉部の職員。うち4人は本庁で感染症を所管し、県内のPCR検査の取りまとめなどを行っていた。6人は県内の各健康福祉センターの職員で、主にPCR検査や積極的疫学調査などの業務に当たっていた。

 県人事課によると、必要に応じ部署への増員などを行ってきた。担当者は「長時間労働にならないように対応はしてきた。だが、感染拡大など状況によっては瞬間的に長時間労働が発生してしまった」と説明した。

 県は時間外労働が80時間を超えた職員に対し、産業医の判断で面談を実施するなど職員の健康管理に努める方針。引き続き状況に応じた増員などを行い、業務体制の強化を行っていくという。