クラウドファンディングについて会員店舗のバーテンダーと打ち合わせする武内代表(左)

クラウドファンディングのサイトに掲載された画像

クラウドファンディングについて会員店舗のバーテンダーと打ち合わせする武内代表(左) クラウドファンディングのサイトに掲載された画像

 【宇都宮】市内のバー30店舗が加盟する宇都宮カクテル倶楽部(くらぶ)は今月、お得なクーポンで資金支援を呼び掛けるクラウドファンディング(CF)に乗り出した。新型コロナウイルス感染拡大による営業自粛に加え、多くのバーが再開した県の緊急事態宣言解除後も、夜の街に人は戻らず、存続の危機が続く。武内博(たけうちひろし)代表(47)は「宇都宮のカクテル文化を守りたい。どうか力を貸してください」と訴える。

 取り組みは16日から、クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で始まった。

 支援先は「全店舗」「指定店舗」「カクテル倶楽部」の3種類あり、各3千~10万円のコースを設定。7月1日から12月31日まで会員の店で使える飲食クーポンを返礼品にした。「全店舗」「指定店舗」の場合、クーポンは支援額の110%分。5千円の支援なら5500円分のクーポンとなる。上乗せした10%分は店側が負担する仕組みだ。

 武内代表幹事は「もうけるためではなく、収束後、バーに足を運ぼうという気持ちになってもらうため」と説明する。

 支援先が「カクテル倶楽部」では返礼品のない3千円コースを除き、支援額の33%分のクーポンが付く。取り組みには21日現在、約120人から約140万円の支援が寄せられている。

 武内代表によると、4月の収益は大半の店で前年比7~9割減となり「生きるか死ぬか」の厳しい状況だった。県の緊急事態宣言の解除後も客足は2割に届かず。「一丸となってバーの文化を守らなければいけない」と執行部を中心にアイデアを出し合ったという。

 「怖いのは、今の状態が当たり前になって街が廃れていってしまうこと。コロナ収束後の楽しみを届けることで、大切な観光資源を残したい」と武内代表。

 支援募集の締め切りは6月28日。同倶楽部ホームページに詳細を掲載している。