オンラインで報道陣の質問に答える作新学院の横山(右)、鈴木両選手=20日午後、同校

オンラインで報道陣の質問に答える作新高硬式野球部の鈴木(左)、横山両選手=20日午後、同校

オンラインで報道陣の質問に答える作新高硬式野球部の鈴木(左上)、横山両選手=20日午後、同校

オンラインで報道陣の質問に答える作新学院の横山(右)、鈴木両選手=20日午後、同校 オンラインで報道陣の質問に答える作新高硬式野球部の鈴木(左)、横山両選手=20日午後、同校 オンラインで報道陣の質問に答える作新高硬式野球部の鈴木(左上)、横山両選手=20日午後、同校

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で第102回全国高校野球選手権大会の中止が正式決定した20日、甲子園を目指してきた県内関係者からは「やりたかったが残念」「選手にかける言葉が見つからない」と落胆の声が聞かれた。一部の指導者からは、高校野球の集大成となる試合の開催を求める声も上がった。

 2016年に夏の甲子園で優勝し、今夏に10年連続の甲子園出場を目指していた作新学院。昨夏も甲子園でプレーした鈴木蓮(すずきれん)主将は「去年は(先輩に)連れていってもらったので、今年は自分がみんなを連れていきたかった」と涙を拭った。

 高校日本代表にも選出された横山陽樹(よこやまはるき)捕手は「甲子園に出たかったが、その権利がなくなってしまい残念」とうなだれた。前チームで主将を務めた中央大1年石井巧(いしいたくみ)内野手は「想像できない悔しさがあるはず。それでも2年半の頑張りは今後、自信や力になる」と後輩たちを思いやった。

 「打倒作新」を掲げ、頂を目指してきた他校もショックの大きさは同じ。文星芸大付属の高根沢力(たかねざわつとむ)監督は「ある程度予想はしていたが、残念だ」とため息。昨夏、昨秋といずれも準優勝に終わっただけに、「借りを返す思いでやってきた。前向きに野球へ取り組む年代で期待していたが」と無念さをにじませた。

 昨秋4強入りした佐野日大の麦倉洋一(むぎくらよういち)監督は「覚悟はしていてもやはり悔しい。子どもたちの顔を見るのがつらい」と心境を吐露。「みんなで泣いて笑って、夢を目指して頑張ってきた時間こそが素晴らしいと伝えたい」と話した。昨秋8強入りし、今春の選抜大会の21世紀枠候補に選ばれた宇都宮の藤田壮大(ふじたたけひろ)主将は「戦うことなく甲子園のチャンスを失ってしまった」と力なく話した。

 輝く舞台を失った3年生のために最後の舞台を提供したいと願う指揮官も多い。昨秋優勝した青藍泰斗の宇賀神修(うがじんおさむ)部長は「ここまで頑張ってきたのだから。代替大会をやらせてあげたい」と選手を思いやる。国学院栃木の柄目直人(つかのめなおと)監督も「代替大会があれば賛成。運営していくべきだと率先して発信もしていきたい」と話していた。