定例記者会見に臨む福田知事=20日午後、県庁

 福田富一(ふくだとみかず)知事は20日の定例記者会見で、国の緊急事態宣言が解除された14日以降に宇都宮市内で5人の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受け、「引き続き感染拡大防止に向けた対策が必要だ」と強調した。観光地や県境をまたいでの往来が増加傾向にあるとし、県民に県をまたぐ往来を自粛するよう改めて求めた。

 NTTドコモの調査によると、宣言解除後にJR宇都宮駅などで人出が増加。KDDIやヤフーの分析では、前年と比較した日光東照宮周辺や県境を越えた人の往来の減少率が下がり、県内で人の動きが戻りつつあるという。

 また福田知事は、県内に通勤する県外在住者のPCR検査を本県で思い通りに進められなかったことなどを振り返り、「国の一定の縛りを越えて進めるのはなかなか難しい。今は解消したが、当初はそういう問題があった」と指摘した。

 一方、県と県遊技業協同組合は11~18日に県内パチンコ店20店舗を巡回し、感染防止対策を確認。計6店舗で開店前の利用客の密集対策や県外からの利用を禁止する看板の設置がなされていなかったため、口頭で改善を依頼したという。