購買運動で注文者に届けられるバラ

 【足利・佐野】新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける花卉(かき)生産者を応援しようと、県安足農業振興事務所と足利市、JA足利は切り花購買運動に取り組んでいる。19日には注文者に届ける花束作りが足利市下渋垂(しぶたれ)町のJA足利いちご集出荷場で行われた。

 切り花を生産したのは同市花卉園芸組合(15農家、今泉孝夫(いまいずみたかお)組合長)。生花は3月以降、職場の歓送迎会、学校の謝恩会や冠婚葬祭などの行事の自粛が続いて需要が落ち込み、単価が例年に比べ3割ほど下がっているという。

 購買運動はトルコギキョウとバラについて、3者の職員を対象に展開。同振興事務所は県安蘇庁舎(佐野市堀米町)の各職場に呼び掛け、足利市、JA足利と合わせてトルコギキョウ300束、バラ250束の注文を取りまとめた。

 足利市は県内一のトルコギキョウの産地で、2019年は約180万本を出荷した。今泉組合長は「生花は在庫で取っておくことができない。新型コロナの影響で心の余裕がないかも知れないが、家庭で花のある生活を楽しんでほしい」と話した。

 同振興事務所は牛乳の共同購入にも取り組んでいる。担当者は「学校が再開されるまで注文をとりまとめ、購入していきたい」としている。