すくすく育ったスナネコの赤ちゃん(那須どうぶつ王国提供)

 【那須】新型コロナウイルスの影響で休園している大島の那須どうぶつ王国でこのほど、世界最小級の野生ネコ「スナネコ」の雌1匹が誕生し、すくすく育っている。同園によると、日本動物園水族館協会に加盟する約140施設では初の繁殖。

Web写真館に別カットの写真

 両親は3月に同園での公開が始まった雄の「シャリフ」と雌の「ジャミール」で、4月27日に生まれた。直後に衰弱状態になったため、親から離して人工保育した。誕生時は体重約59グラム、体長約13センチだったが、今月18日には体重約242グラム、体長約15センチまで成長した。

 飼育員の荒川友紀(あらかわゆき)さん(28)は「一番怖いのは感染症」と言い、防疫のための防護服とゴム手袋は欠かさない。「模様がしっかりしていてかわいい。すくすく育ってほしい」と話している。

 スナネコはアフリカなどの岩砂漠に生息し、愛くるしい容姿から「砂漠の天使」と称される。毛は砂漠に溶け込む色をしている。

 同園は23日に営業再開するが、スナネコの一般公開時期は6月下旬以降を見込む。ホームページや会員制交流サイト(SNS)で写真や動画の発信を予定している。