宇都宮市は19日夜、市内在住の40代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。18日までに従業員2人の感染が確認された、スーパーのヨークベニマル戸祭店の同僚で、市内20例目となる。県内の感染確認は計62人となった。市は「3人の共通点は休憩室や更衣室での接触」とし、集団感染の可能性も指摘した。

 戸祭店のこれまでの感染者は16例目の40代女性(14日発表)と、19例目の60代女性(18日発表)。

 60代女性は16日、発熱とせきの症状を訴え、18日に感染が判明。市外に住む娘、孫と頻繁に行き来しており、市保健所は2人を濃厚接触者として管轄の県内健康福祉センターに情報提供した。

 市保健所は濃厚接触者に当たらないが、集団感染防止のため女性と同じ部門で働く同僚ら9人を19日に検査。20例目となる40代女性の感染を確認した。

 60代女性は、16例目の40代女性と異なる部門で業務に携わっていたが、9日の勤務時に1分弱、立ち話をしたという。

 市は15日、40代女性の感染を巡り「勤務先は予防対策が徹底され濃厚接触者はいない」と強調。19日昼の会見で60代女性の感染経路について「40代女性が最も濃厚だが、接触時間が短く断言できない。(女性の)買い物時など他の場面も考えられる」と指摘していた。

 20例目の40代女性は16、19例目の2人と別の部門で勤務しているが、更衣室や休憩室で接触があった。現在37・1度の熱とせきの症状がある。市保健所は20日、濃厚接触者である同居の父、母、妹と、感染した3人と接触の可能性がある同僚16人を検査する予定。

 ヨークベニマルは19日、60代女性は商品の陳列を担当していたと発表した。16例目の40代女性は商品の製造・品出し業務に携わり、3人とも接客はしていないという。戸祭店は18日夜から当面休業し、再開日はホームページなどに掲載する。

 一方、栃木県は19日、PCR検査を計25件実施し、結果は全て陰性だった。宇都宮市は26件を検査。累計検査数は3003件、退院者は44人。