新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県県土整備部発注の道路改良工事など9件が一時中止や工期延長の措置を取っていたことが19日、同部のまとめで分かった。設計など業務委託の一時中止・延長は25件。計34件のうち現在も中止中の案件は計3件で、災害復旧などへの影響はない。

 同部が発注している公共工事は現在800件超。感染防止や資機材の納入不安定を理由に8件が工事を一時中止し、1件が工期を延ばした。県管理国道の歩道整備の中止期間が最も長く、完成が7月から11月にずれ込んだ。中止中の工事は2件で、それぞれ6月上、下旬までを予定している。

 用地調査や測量などの業務委託は10件が一時中止した。現在も中止しているのは1件で、今月下旬までの予定。履行期間を延長したのは15件。感染拡大を踏まえ在宅勤務に切り替えた会社が多かったとみられる。

 県は国土交通省の通知を受け、一時中止などを認める文書を2月末にまとめ、受注業者の意向を確認した。年度末と重なったが、一時中止した工事の場合は予算を繰り越すなどの手続きを行ったため影響はなかった。業務の遅延による工事への影響も大きくないとみている。

 同部は「工事の一時中止などで追加の費用が発生する場合は業者側の不利にならないよう対応していく」としている。