高橋会長に手作りマスクを手渡す田村さん(左)

田村さんが手作りしたマスク

高橋会長に手作りマスクを手渡す田村さん(左) 田村さんが手作りしたマスク

 東日本大震災で福島県浪江町から日光市内に避難後、移住した主婦田村とし子(たむらとしこ)さん(70)が15日、避難生活を支援してくれた恩返しをしようと、市社会福祉協議会に手作りマスク120枚を寄贈した。

 田村さんは震災直後、市内に住む長男の元に夫や義母と身を寄せた。「当初は帰りたい気持ちがすごくあってふさぎ込んでいた」と振り返る。翌2012年、市社協から避難者の交流の場に誘われ、避難者を支援する会「日光いろは会」に参加するようになると「楽しい気持ちが芽生え日光にずっと住みたいと思った」。市内に自宅を構え、公民館などで七宝焼教室も開いている。

 この日は同社協の高橋務(たかはしつとむ)会長(82)や支援で関わってきた職員の小栗良江(おぐりよしえ)さん(42)に色とりどりのマスクを手渡した。田村さんは「やっと恩返しができた」と笑顔で話す。高橋会長は「これまで並々ならぬご苦労があったと思う。マスクが不足している高齢者施設や障害者施設に届けたい」と感謝した。