栃木県は18日、総額122億6千万円の6月補正予算案の詳細を発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う新しい生活様式への対応として、県立学校へのタブレット端末整備費、観光需要回復促進費などを盛り込んだ。

 タブレット端末整備は8億5千万円を計上し、授業を効率化し学習の遅れを取り戻すとともに、再び感染が拡大した場合の臨時休校に備える。県立高校と特別支援学校の計75校に1万5469台を配備。家庭で遠隔授業を行う際、無線LAN「Wi-Fi」の環境がない家庭に貸与するモバイルルーターも整備する。

 インターネットの通販サイトなどを活用した県産農畜産物の販路拡大支援には1億1千万円を充てた。花き生産者を支援するため2900万円を確保した。

 収束後に観光需要の回復を図るため、県民に県内への旅行を推進する「県民一家族一旅行」推進事業費に3億2千万円を計上。1人1泊当たり5千円を上限に旅行料金を割引する。「3密」を避け、安全・安心に県内を周遊できる旅行商品の開発促進事業費には5500万円を盛り込んだ。

 今回の補正予算案のうち新型コロナ対策は71億2千万円。感染拡大防止と社会経済活動の本格化を2本柱とし、医療従事者への応援金5億円などを計上した。今月開会予定の県議会6月通常議会に提出する。