県内で初めて設置される環状交差点。進入路には「ゆずれ」の表示がある=17日午前、大田原市狭原

大田原市の「環状交差点」設置場所

県内初の環状交差点の整備前の変形5差路の交差点=大田原市狭原、大田原市提供

6月5日開通となる県内初の環状交差点=大田原市狭原、大田原市提供

県内で初めて設置される環状交差点。進入路には「ゆずれ」の表示がある=17日午前、大田原市狭原 大田原市の「環状交差点」設置場所 県内初の環状交差点の整備前の変形5差路の交差点=大田原市狭原、大田原市提供 6月5日開通となる県内初の環状交差点=大田原市狭原、大田原市提供

 大田原市狭原(せばはら)の市道で同市が整備を進めてきた円形の「環状交差点」(ラウンドアバウト)が6月5日、午前10時に開通する。信号機がなく、待ち時間の減少や重大事故の抑制などが期待される。同交差点の供用開始は栃木県内で初めて。

 18日の定例記者会見で津久井富雄(つくいとみお)市長は「県内初なので、緊張感はあるが、地域の人に早くなじんでもらい、その良さを広めてほしい」と期待感を表した。

 同交差点は、国道294号と同461号を結ぶ市道南金丸狭原線に、市道旧東野鉄道線が交わる変形5差路を改良。車両が通行する円形の道路「環道」(直径36メートル)から、両市道を含め計6本の道が放射状に延びる形状となっている。

 2019年10月に着工、今月末に完成予定。事業費約1億3千万円で、うち約5千万円が国補助となる。

 環道内は右回り(時計回り)。環道内を走る車が優先で、環道に入る車は徐行する。環道内の駐車・停車は禁止。出ようとする出口の一つ手前の出口を通過する時、左折の合図を出す。

 交差点の手前には専用標識を設置し、進入路の路面には「ゆずれ」の標示を設ける。事故防止のため当面、朝夕の混雑時に大田原署員が安全指導を行う。

 改良前は道路が鋭角に交差し、右左折しにくい場所。14~17年度に年1~4件の交通事故が起きていた。

 同市によると、環状交差点は、31都府県で87カ所(19年3月時点)設置されている。県内では県が宇都宮市西川田地区の総合スポーツゾーン接続道路に設置予定。本年度着工、21年春の供用開始を目指している。