学校再開について話し合った県市町教委教育長会議=18日午後、県庁東館

 栃木県教委は18日、県市町教委教育長会議を県庁東館で開き、新型コロナウイルス感染症の影響で休校している学校の再開について話し合った。荒川政利(あらかわまさとし)県教育長が各市町教育長に学校再開後の対策マニュアルを示したほか、市町立学校の通常登校の開始時期を6月1日で統一することでおおむね合意した。

 対策マニュアルは県教委が作成した。エアコン稼働時の換気や教具の消毒といった感染防止策を示し、教育現場で使える給食当番の衛生点検表や健康観察シートも添付した。児童生徒が感染した場合は出席停止とし、保健所との情報共有も図るとするなど初動対応も定めた。

 荒川教育長は、県立学校で25~31日には分散登校を行い、6月1日に通常登校を始める方針を改めて説明。県立学校に合わせ、一部を除く市町立学校でも6月1日から通常登校とすることを確認した。5月中の分散登校の実施などは、各市町教委に判断を委ねる。

 休校で生じた学習の遅れは本年度中に埋め合わせる方針も確認した。国は学習の遅れを次年度に繰り越すことを特例的に認めているが、県内では学習の進捗(しんちょく)状況を合わせることを重視した。県内の他市町に転校する児童生徒がいる場合に、学習の進度に差が出ないように配慮したという。

 会議では、現場の教職員へのメッセージを発出するよう求める意見も出た。荒川教育長も賛同し、「県内の教職員が一丸となれるようなメッセージを発したい」と述べた。