宇都宮商工会議所の会頭室に机を並べて仕事をする職員=18日午前11時10分、宇都宮市中央3丁目

 新型コロナウイルスの感染防止策で、宇都宮商工会議所(藤井昌一(ふじいしょういち)会頭)が会頭室を職員のワークスペースとして利用している。感染リスクを分散させる取り組みの一環だ。宇都宮市の県産業会館に入居した1981年以降、会頭室が職員の通常勤務に使われるのは初めてという。

 壁には歴代会頭の写真がずらりと並ぶ。中央にはシャンデリア、実業家渋沢栄一(しぶさわえいいち)の書もある。その会頭室は4月下旬から、総務部などの7人が執務に使用している。

 同商議所はこれまで、約45人が1階のワンフロアを中心に執務していた。感染防止策として、2階の小会議室や会員談話室も併せて活用し始めた。

 会頭室は正副会頭会議や来客対応などで使われていた。長谷真(はせまこと)総務部次長(45)は「商議所は地元の相談窓口の最前線で、業務を止めるわけにはいかない。使える部屋は有効活用しようとなった」と説明する一方、「歴代会頭に見られており身が引き締まる」と話した。