サシバが好んで営巣し、餌場としても利用されることが多い町内の谷津田周辺の環境

サシバ

サシバが好んで営巣し、餌場としても利用されることが多い町内の谷津田周辺の環境 サシバ

 【市貝】里山の猛きんサシバの国内有数の繁殖地とされる町内で、サシバの初の全域生息調査が進んでいる。町が自然保護団体に業務委託し、9月末に調査報告書にまとめる予定で、太陽光発電所など各種開発に対し町が行う指導や谷津田に代表される里山環境の復活など、町が掲げる「サシバの里づくり」の基礎資料にする。4月からの調査で既にかなりの密度でつがいが生息していることが確認されている。

 調査はNPO法人オオタカ保護基金(遠藤孝一(えんどうこういち)代表)に委託。7月までの調査期間に、繁殖期の生息状況、特につがいの定着を把握する。営巣位置やひなの数など繁殖状況も可能な範囲で調べる。業務委託費に約80万円を充てている。

 同基金はワシタカ類の調査研究や生息環境の保護活動を行っている。2002年からは町中央部で独自にサシバの調査を行い町と連携しているが、町内全域を対象に本格的な調査を行うのは初めて。町はサシバをシンボルに「サシバの里づくり基本構想・実施計画」を策定して町づくりの指針にしているが、詳しい生息状況は把握していなかった。