2019年に県内で発生した特殊詐欺の被害件数が前年比34件増の239件に上ったことが16日までに、県警のまとめで分かった。過去10年間で2番目に多かった。一方、被害総額は約2835万円減の約4億6050万円だった。金融機関による防止活動などが奏功し高額被害は減ったものの、現金を現金自動預払機(ATM)から小出しされる事件が急増し、件数を押し上げた。

 身内や金融機関などをかたる「おれおれ詐欺」の被害が最も多く、前年比16件増の117件。被害額は1億6182万円に上り、約9千万円の大幅増となった。このうち、自宅を訪れた犯人にキャッシュカードをだまし取られる手口が高止まりしており、約6割に当たる73件を占めた。