ガウンの大きさの木型に合わせてシートを裁断する商店主ら

 【鹿沼】新型コロナウイルス感染拡大の影響で医療品が不足する中、医療機関を支援しようと市内の商店店主らがこのほど、医療用ガウンの生産を始めた。5月中に上都賀総合病院に2千着を納品する予定だ。

 鹿沼商工会議所が今月上旬、同病院から「医療用ガウンが底を突いてしまう」と相談を受け、応援できないかと「鹿沼まちゼミ」に参加する商店主らに呼び掛けた。旅行代理店やエステサロン、マッサージ店店主ら約10人が名乗り出た。

 ガウン作りに使用するポリエチレンのシートは、鳥居跡(とりいど)町の大関種苗園が無償で提供した。商店主らはシートを木型に合わせ裁断したり、裁断したシートをアイロンの熱で貼り合わせたりする作業を分担する。ボランティアで、各人が本業の合間を縫ってこなしている。

 7日に試作品を医療関係者に試着してもらい、品質を確認。本格的に生産を開始した。1着100円で納品する。

 エステサロン店主の浅野雅子(あさのまさこ)さん(42)は「医療用なので気軽に受けていいのか分からなかったが、役に立ってほしい」と話した。