井上清吉商店の飲用不可「サワヒメ印のアルコール75」

白相酒造のスピリッツ「ST75アルコール」

惣誉酒造の飲用不可「アルコール70」

西堀酒造の「ALC.66%」

小島酒造店の飲用不可「Alc70%」

井上清吉商店の飲用不可「サワヒメ印のアルコール75」 白相酒造のスピリッツ「ST75アルコール」 惣誉酒造の飲用不可「アルコール70」 西堀酒造の「ALC.66%」 小島酒造店の飲用不可「Alc70%」

 新型コロナウイルスの感染拡大で、手指消毒液の代用品としてアルコール度数の高い酒「高濃度エタノール」製品の製造要件が今月から緩和され、栃木県内の酒造会社で高濃度エタノール製品の製造に乗り出す動きが相次いでいる。

 先行して発売した外池酒造店(益子町)のほか、要件緩和で関係当局の手続きを進めたのは、惣誉酒造(市貝町)、西堀酒造、杉田酒造(小山市)、島崎酒造(那須烏山市)、白相酒造(那珂川町)、井上清吉商店(宇都宮市)、小島酒造店(塩谷町)、渡辺酒造、菊の里酒造(大田原市)、渡辺佐平商店(日光市)の10社。今月下旬までに製造出荷する予定だ。

 いずれも原料となる醸造アルコールの在庫があるか、入手見通しのあるメーカー。入手難から製造を見送ったメーカーもある。

 10社の製品は酒税が免税される「飲用不可」のものが多い。惣誉酒造は18日からアルコール70%の720ミリリットル製品を医療機関、介護、障がい者施設に優先して供給する。井上清吉商店は来週、75%の500ミリリットル製品を宇都宮市の学童保育66施設と感染軽症者が宿泊療養する「ホテル丸治」に寄付する。

 小島酒造店はポリタンク5リットル入り製品を学校などに予約販売するが、25日の初回出荷分は完売という。渡辺酒造、菊の里酒造は来週、大田原市に寄付する。

 単式蒸留設備を有し、米、麦、芋など県産原料の焼酎からアルコール製造を行える白相酒造は消毒にも使えるスピリッツと飲用不可の2種類を製造する。白相淑久(しらそうとしひさ)社長は「夏の間も製造していく。地産地消のアルコールとして提供していきたい」と話した。